大人のアトピーの克服への道しるべ 12

シックハウスの物件に引っ越してから、アトピーが格段に酷くなり、半年も経たないうちに誰から見ても重度のアトピーだと分かる状態にまで悪化しました。

アトピーが進行している時に、辛かったのは少しでも汗を出すと、その部分が猛烈に痒くなることです。

夏場は特に、首、膝の裏、肘の内側、顔が酷くて、我慢できない痒みになります。

そして、少し痒みがある部分を掻くと、心地よさで心がスッとするのもあり、余計に掻くのをやめられなくなりました。

自分の意思で掻くのをやめるのは難しく、我慢してるとイライラしてくるので、掻かずに撫でてごまかすようにしてました。

掻くと悪化する事は分かっていますし、なるべく皮膚を傷つけないようにするにはどうしたらいいか考えていました。

起きている時は何とか我慢できますが、寝ていると自制が外れてしまうので、起きてから悲惨な状態になる事はが多かったです。

特に、耳の辺りは掻くと出血が多いので朝枕カバーが血まみれになっていることはよくありました。また、よく手の甲も寝ている時に掻きむしっていました。

これだけ悪化すると、ステロイドを塗っても焼け石に水状態で、塗ったところの痒みが増す時もあったので、ステロイドも避けるようになっていました。