大人のアトピーの克服への道しるべ 15

毎日身体の状態を観察するということは、声になっていない身体の声を聞くようなものです。

注意していないと聞き逃してしまうような声を聞き取り、振り返り、どうするかを考えます。

シックハウスによる重度のアトピーなので、10年経っても症状はあまり緩和しなかったのですが、奥さんが妊娠した事によって生活が変化しました。

これまで通勤で最寄りの駅まで奥さんに車で送迎してもらっていましたが、奥さんの体を気遣い、駅まで歩いていく事にしました。

通勤の服装はスーツなのですが、肘の内側と腕にもアトピーが出ていたので、夏でも長袖でしたし、以前勤めていた会社の方針で夏でもスーツの上着を着る習慣がやめられず、夏の猛暑日でも続けていました。

当然ですが、夏は毎日汗だくになっていました。

さらに、勤め先の場所が変わり、勤め先から駅まで3キロ弱、最寄り駅から家まで1キロ半を毎日歩いていました。

すると夏が終わる頃にはアトピーの出る箇所が減っている事に気づきました。

ただ、夏が終わり、汗を出す量が減るとアトピーが悪化してくることもわかりました。

また、夏がくると汗だくの日が続き、アトピーが軽くなり、冬から夏の汗だくの日が来るまでは悪化するを繰り返しました。

ただ、かなりアトピーが緩和している事は実感しました。

この頃には、手の甲のアトピーもほぼ出なくてなりました。

ちなみに子供には全くアトピーが出てなく、玉のようなツヤツヤの肌。

娘にアトピーが出なかった事、アレルギーの症状が出てない事に胸を撫で下ろすような気持ちでした。

ある日、娘のツヤツヤな肌を見て、母親が衝撃的な一言を言ったのです。

「お前も、生まれて間もない頃は、同じようなツヤツヤの肌だったよ」

(゚Д゚)⁉️